〈平野・岸・神宮寺がキンプリ脱退&ジャニーズ退所へ〉キンプリ”一強”をSnow Manで崩した滝沢秀明の狙いとは…

〈平野・岸

11月4日、ジャニーズの5人組アイドルグループ・King & Princeから平野紫耀(25)、岸優太(27)、神宮寺勇太(25)の3人が来年5月に脱退することが電撃発表された。平野と神宮寺はグループ脱退とともに、岸は来年秋にジャニーズ事務所からも退所するという。

 昨年から「話し合いを重ね、全員が『お互いの人生を尊重しよう』という考えで一致」し、発表に至ったというKing & Prince。ジャニーズ事務所では1日に副社長であった滝沢秀明氏(40)の退任が発表されたばかりで、ファンや関係者には驚きのニュースが続いている。ジャニーズ事務所の創業者である、故・ジャニー喜多川氏が最後にデビューをさせたという“期待のグループ”に何があったのか。King & Princeの人気ぶりを報じた「週刊文春」の特集記事を特別に無料公開する(初出:週刊文春 2021年2月18日号 年齢・肩書きは公開時のまま)。

「カレンダーとしては異例の20万部を超える売れ行きに、版元の新潮社はホクホクです。しかしながら、ジャニーズ事務所では差をつけられた他のグループがショックを受けないよう、厳しい緘口令が敷かれています」(出版関係者)

キンプリのカレンダーがダントツ1位だったが……

 毎年3月に複数の出版社から発売される、ジャニーズ事務所公認のグループ別新年度カレンダー。売り上げ部数は各グループの人気を示すバロメーターといえる。出版元はジャニーズと取引のある出版社だが、どのグループをどの出版社が手がけるかはジャニーズの差配で決まるという。

「昨年は、キンプリことKing & Prince(新潮社)が16万部以上を売り上げてダントツ。定価2500円なので、4億円以上の売り上げが立った計算になるドル箱です。次いでSnow Man(ワニブックス)が約7万5000部でした」(同前)

 キンプリといえば2018年にデビューした“ポスト嵐”の最右翼と目される存在。さすがの貫禄を見せた形だった。

King & Prince
King & Prince

 だが、今年は“キンプリ一強”に異変が起きている。昨年1月にデビューしたばかりのSnow Manが、2番手以下を大きく引き離しているというのだ。

「予約だけで20万部を超え、約15万部のキンプリ(講談社)に大差をつけるという下剋上です」(同前)

キンプリを凌駕する「Snow Man」「SixTONES」の勢い

 Snow Manは17歳から28歳までの9人から成るグループ。結成は12年だが長年事務所からデビューを許されず、昨年ようやくCDを出すことができた苦労人集団である。

 Snow Manの直接のライバルは、先輩のキンプリではなく、あくまで同期の6人組、SixTONES(ストーンズ)だ。

「2組同時デビューというジャニーズ史上初の試みが功を奏し、それぞれのデビュー曲を収録した両A面シングルはミリオンセラーを記録。以来、2つのグループはことあるごとに比較され、ファンは競争心と購買欲を焚きつけられてきた」(音楽担当記者)

 デビュー前の下馬評では、SixTONESの方がやや優勢だった。しかし今やファンクラブの会員数ではSnow Manが約8万人の差をつけ、カレンダーの予約数もダブルスコアで先行しているという。

「メンバーの人数が多い分、Snow Manの方が有利だとも言われますが、差をつけられるほどSixTONESのファンが切歯扼腕し、CDやグッズの購買にもつながるという相乗効果もある」(同前)

 この、AKB48顔負けの“ライバル争い”商法の仕掛け人は滝沢秀明副社長(38)。実のところ、タッキー自身は“Snow Man推し”だ。

滝沢副社長の地道な営業努力が実を結び

「長年デビューできずにいたSnow Manに目をかけ、舞台や映画にも積極的に起用して売り込んだのが滝沢副社長。SixTONESにも力を入れているが、やはり自らグループ名を付けたSnow Manへの思い入れが強い。2度にわたる地上波の冠特番という厚遇も、滝沢副社長の地道な営業努力の成果」(芸能プロ関係者)

 タッキーの露骨なSnow Manへの肩入れに、辟易する他グループのファンも少なくないという。

「しかし、これまでは互角と見られてきたSnow ManとSixTONESに今回、歴然たるカレンダーの予約数の差が出ているのは、滝沢副社長の手腕を証明しているとも言える」(前出・出版関係者)

 一方で目下、藤島ジュリー景子社長が猛プッシュしているのは関西ジャニーズJr.のなにわ男子。デビュー前にもかかわらず、全国ネットで冠番組を1クール獲得。ドラマや映画にも盛んに起用されている。

 一躍トップに躍り出たSnow Manを追い抜くのはライバルのSixTONESか、はたまた関西の少年たちか。ファン以上に手に汗握って見つめているのは、カレンダーを手がける出版社かもしれない。

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